◆諸経費は侮れません。住宅購入に伴って必要となる費用とは?

注文住宅購入の際の登記や手続き費用のこと 土地売買契約編

 

 

住宅を購入すると、住宅や土地以外にもお金が必要になるのは明確ですよね。

引越しを業者に任せる場合はお金がかかりますし、エアコンを設置する場合は、電気屋さんの手を借りる必要があります。

新しい家で暮らすのですから、家具や家電も新調したくなるかもしれません。

登記費用や、火災保険費用といった必ず掛かってくるお金もあるでしょう。

このように、住宅購入に伴って掛かる諸費用は挙げればキリがないのです。

この記事では、そんな住宅の購入に伴って必要になる関連諸費用について、解説しています。

失敗の無い予算計画を立てるためにも、一度確認してみてくださいね。

 

予算に入れておきましょう。住宅の購入に伴って必要になる諸費用一覧!

 

住宅の購入に伴って必要になる諸費用には、大きく分けて2つの種類があります。

1つは、建築会社等の工事業者に支払うことになる諸費用。

例えば、設計料、地盤調査費、地盤改良費、外構工事費、ガス・給排水工事費等です。

これらは、住宅の仕様や土地の環境によって費用が大きく左右されますので、また別の機会に解説させて頂きます。

この記事での本題となるのは、工事業者へ支払う以外に発生する諸費用です。

一般的に必要となるものを、順番に確認してみましょう。

 

・ 登記費用(土地、建物) 2~50万円

 

土地、建物の情報を公的に登録するために、必要な手続きになります。

自身で行う場合と、司法書士に依頼する場合で大きく金額が異なります。

我が家の場合は、司法書士に依頼したため45万円掛かりました。

 

・ 税金 約1~5万円

 

土地売買や、ローン契約、の際に必要になる収入印紙税の費用です。

都度コンビニ等で購入する必要がある場合と、業者側で用意をしてくれる場合があります。

 

・ 火災保険料 約40万円

 

一括、毎年、毎月等の支払いスタイルによって、住宅購入のタイミングで出て行く金額は大きく異なります。

我が家は、正直予算が苦しかったので毎年納める事にして、このタイミングでは4万円の支出で済みました。

毎年出て行くのであまり喜べませんが・・・。

一括で納めた方がお得な場合がほとんどです。

 

・ 銀行諸経費(住宅ローン使用の場合) 約100万円

 

住宅ローンを使用する場合、融資手数料や、保証料、つなぎ融資手数料等の諸経費が必要になります。

ローンを利用しなければいけない場合は、やむを得ない出費ですね!

この費用も見越して住宅ローンを組むこともできますので、事前にこの費用について確認しておくことがおすすめです。

 

・ 不動産関連諸経費 約100~200万

 

不動産屋を介して土地を購入する場合に、仲介手数料、手付金等の費用が必要になります。

手付金は、物件売買価格の10%が相場ですが、購入した土地の金額や土地の持ち主の意向によって大きく異なります。

 

・ 引越し費用 3~30万程度

 

業者へ依頼する場合、繁忙期や、運搬が難しい土地の場合は費用が高くなる傾向があります。

もちろん、荷物が多い場合や、梱包サービス等を利用する場合も費用は嵩みますよ。

我が家の場合、繁忙期の3月の引越しということと、経路の途中に幅が狭い道があったために、3人家族で13万円掛かりました。

エアコンと洗濯機の着脱費と、ダンボール、布団カバー、梱包材も含まれていたので、繁忙期にしては納得の値段だと思っています。

お友達や仲間に依頼する場合は、梱包費用と、差し入れ等の気遣い費で済みますね。

 

・ エアコン脱着費 1台1万5千円~3万円

 

エアコンは既存のものを再使用する場合でも、一度外してしまうとガスチャージや、配管カバーの設置等プロに任せたい仕事が発生するため、設置にお金が掛かります。

引越し業者のオプションサービス、建設会社の電気工事、エアコンを購入する家電量販店の設置サービスが一般的な選択肢となります。

予算と、希望するエアコンのタイプに合わせて検討したいですね。

 

・ カーテン、ブラインド 2~50万円

 

お住まいの窓の状況やかけられる予算、希望するカーテンのタイプによって大きく値段が異なります。

とても大切なものなのに、ついつい忘れがちな部分なのでよく考えた上で計画しておきたいですね。

我が家は、元々使っていたものを再使用したことと、カーテンが必要な窓が少なかったため、カーテンを1セットと、ブラインドを1セット購入することになりました。

少々拘りましたが3万5千円程度の出費となりました。

一般的な規模の住宅ですと、平均すると10万円程度の出費となることがほとんどです。

 

・ 家具、家電 20万円~

 

引越しをすると、家具・家電を新調したくなるものです。

予算がないから今までのものを使う!と強く心に決めていても、ダイニングセットくらいは交換したくなります。(そのために、20万円~としておきました)

我が家も新調したものは少なかったですが、ダイニングセット、ソファセット、主人の布団をこの機会に購入して、50万円の出費となりました。

テレビやテレビボードも買い換えたかったのですが、それは何年先になるやら・・・。

(不景気な話題ばかりですみません)

 

・ 照明器具 1万円~

 

新しいお住まいが現状よりも広く、部屋数が多くなる場合には、照明器具が新たに必要になる場合があります。

建築計画の際に、部屋の照明スタイルもよく検討しておきましょう。

 

・ 引越しのご挨拶品 5,000円程度

 

引越しとなると、今までお世話になった近隣の方や、これからお世話になる近隣の方へのご挨拶は欠かせません。

相場では、1軒あたり500円程度となっています。

我が家は、今まで住んでいた場所で6軒、新しく住む場所で20軒に挨拶廻りをしたため、約2万円程度この挨拶品に掛かりました。(大家さんや、特に仲良しだった方には高めの品でご挨拶しました。)

我が家の場合は新しく住んだ場所が小さな集落のような場所なので、これだけ挨拶する必要がありましたが、一般的には6軒程度で済むようです。

 

 

建設費以外の事もしっかり計画して安心できる家づくりを目指しましょう!

 

 

この他にも、水道加入金、局納金、固定資産税、都税等の清算費用、各種料金の振込み手数料等が掛かる場合がありますので、予備費として30万円は見越しておくと安心と言えます。

 

住宅購入に伴う諸経費が侮れないということがお伝えできたかと思います。

お引越し後の新生活が順調にスタートできるように、予め把握した上で余裕のある予算計画を立てたいですね。

 

執筆者

satou_san_2

◆ 執筆者プロフィール ◆
佐藤結伽
2級建築士。
横浜市の総合建設会社にて、主に木造住宅の設計に携わる。
退職後、作図業務等を委託しながら2人娘の育児にも奮闘している。
最近、自邸の建設をし注文住宅を購入する事の素晴らしさと、大変さを身をもって経験した。

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