◆ママにもわかる住宅ローンのお話。施主になる人が最低限知っておきたいこと編

 

 

多くの方が住宅を購入する際に利用する住宅ローンですが、何度も利用したことがある方以外は手続きに不安を抱えてしまうものです。

少しでも不安を解消するために、まずはその手順から理解しておきたいですね。

住宅ローンは、家づくりや住宅を購入すると決めた際に、借りたい銀行へ相談に行くことから様々な手続きが始まります。

理想のマイホームは、予算があってこそ実現するものです。

その予算を確実に確保するために、住宅ローンを借りる際の一般的な手順と、施主が知っておきたいことを確認してみましょう。

 

住宅ローンはどの銀行で借りる?

 

住宅ローンを借りる銀行はお決まりですか?

住宅ローンを借りる第一歩は、銀行選びから始まることになることでしょう。

この銀行の選び方は、各家庭によって様々な選択肢が出てきますね。

家計のメインバンクにするか?

会社と提携している銀行にするか?

条件の良いネット銀行を利用するか・・・?

我が家の場合、給料の振り込み口座のある家計のメインバンクと、主人の会社と提携している銀行との2択で迷いました。

結局、主人の会社と提携している銀行の方が貸してくれる金額の上限が高く、金利も安かったのでそちらに決めたのですが、決定するまでは、集めたパンフレットやネットの情報を夜な夜な読み漁る日々でした。

いくつかの選択肢で迷った場合は、とりあえずその銀行に相談しに行くことがおすすめです。

長く付き合うことになる住宅ローンですから、充分納得の行く条件で借りたいですね。

借りたい銀行へ相談に行く手順は、ローン相談の窓口にアポイントを取ることから始まります。

電話窓口のある銀行の場合、「住宅ローンの相談がしたいのですが・・・」と言うと、だいたいの場合親切に対応してくれますよ。

実りある相談にするためにも、相談当日の持ち物等を必ず確認しておきましょう。

ローン部門のある銀行の場合は、希望の日に支店で担当者と面会して相談をすることになります。

ネット銀行の場合は、電話やネット経由でのやりとりとなるようです。

私もローン部門のある銀行を利用したので、支店の窓口へ相談に行くことになりました。

この際に主人の前年度の源泉徴収票のコピーと、その銀行の通帳を持参しました。

2才の子連れで行ったのですが、ローンセンターはキッズスペースがある場所も多いので、子連れでも安心して相談へ行けますよ。

 

 

相談の際には、最低限以下のことを確認しておきましょう。

・借りられる概算金額

・毎月の返済計画のシミュレーション

・金利

・ローン商品の内容(パンフレットがある場合はもらいましょう)

・つなぎ融資の有無(自己資金が少ない場合)

最低限この5つを把握しておけば、他の銀行と迷っても比較がしやすいですね。

この時に、審査を確実に通過するための注意点等を確認しておいても安心ですよ。

毎月の返済シミュレーションと、家計やライフプランとにらめっこをして、無理なく暮らせる上で理想の予算を確保できるローンを選びたいですね。

我が家の場合は、会社提携の銀行のため、収入より少し多めの水準で住宅ローンが組めました。住宅購入に充てる予算を優先したので、今現在少々家計は苦しい状態ですが・・・。

充分納得してローンを組んだので、決して後悔はしていません。

 

銀行が決まったら・・その後の流れを確認しましょう

 

晴れて住宅ローンを借りる銀行が決まった時点で、マイホームへかけられる予算が具体的に掴めるようになりますね。

この時点で、住宅会社が決まっていて、一緒に土地探しをする場合もありますが、多くの方が予算を知った上で土地探しと住宅会社決めを行うことになるでしょう。

我が家の場合は、家を建ててもらう住宅会社は決まっていたのですが、その会社さんには予算が明確になるまで「具体的な打合せや、契約は保留」という扱いにしてもらっていました。

そして、予算が明確になった時点でいよいよ土地探しを始めたのでした。

ですから、土地が決まってから住宅会社選びをしても遅いということはありません。

一般的には、土地を購入する場合に不動産会社のお世話になりますよね。

不動産会社は、予算とエリア、条件を知らせると、その予算に見合った土地を紹介してくれます。

その上で気に入った土地が見つかれば、住宅ローンの審査へと進むことになります。

ローン審査が通るまでドキドキの日々です。

だいたい1週間以内には返答をもらえます。

無事に審査が通ったところで土地分の契約となり、この際に住宅ローンの土地分が実行となるのです。

住宅分のローンの実行は、住宅が完成時に行われるのですが、それまでの間に着手金・中間金が必要で、自己資金でまかなえない場合はつなぎ融資を利用することになります。

つなぎ融資とは、簡単に言うとローン実行前に必要な金額を融資してもらう制度のことです。

自己資金が少ない場合は利用することになるでしょう。

我が家ももちろん利用しました。

住宅部分の総額は、住宅会社との打合せの内容で決まってくるのですが、ローンと自己資金の総額から、土地購入分を引いて、引越し費用や家具購入費、登記費用等の諸経費も考慮した上で住宅分の予算を組みたいですね。

 

 

全体の予算を把握しておきましょう!

 

それにしても、実際にその予算を明確にするのは難しいことだと思います。

私たちの場合、土地を購入した不動産屋で諸費用を含めた全体の予算の概算を提示してもらうことができましたので、とても助かりました。

例えば

・土地1,600万

・建物2,000万

・外構工事 50万

・地盤改良 50万

・登記費用 30万

・引越し費用 10万・・・等

とてもざっくりですが、この様な感じです。

この先どんな事にいくらかかるのか?

不明確な部分が多く、諸費用も侮れないのが注文住宅だと私は思いました。

まずは、予算が明確になった早い段階で、完成までにかかる概算見積金額を把握できると安心ですよ。

一度審査が通ってしまうと、なかなかローンの総額は増やせませんから、遅くとも気に入った土地を見つけた時点で把握しておきたいですね。

ご自身でまとめるのは難しいと思うので、不動産会社か住宅会社の担当者に相談してみましょう。

施主としての判断が仰がれる住宅ローンの銀行選びと、その後の流れと予算組みについて知っておきたいことを、ざっくりですがまとめて解説しました。

住宅購入の最初の一歩であり、今後の家作りと生活にも影響する重要な部分なので、納得のいくように充分理解して、手続きを進めたいですね。

執筆者

satou_san_2

◆ 執筆者プロフィール ◆
佐藤結伽
2級建築士。
横浜市の総合建設会社にて、主に木造住宅の設計に携わる。
退職後、作図業務等を委託しながら2人娘の育児にも奮闘している。
最近、自邸の建設をし注文住宅を購入する事の素晴らしさと、大変さを身をもって経験した。

東京のデザイン住宅「コノミハウス」

私たちコノミハウスは、東京でマイホームをご検討されている方に向け、建築家と作るデザイン住宅をご提案している規格住宅ブランドです。

一流の建築家によってセレクトされた仕様によって、おしゃれで機能的にも優れたデザイン住宅+ローコストを可能にし、あなたの理想のマイホームを実現します!

お問合せはこちらから

03-3697-2332

(9:00~18:00)

© 2024 KONOMI HOUSE. ALL RIGHTS RESERVED.