◆これで失敗しない!間取りの考え方4つのポイント

これで失敗しない!間取りの考え方4つのポイント

 

 

注文住宅の計画で、一番ワクワクするのが間取りづくりではないでしょうか。

しかし、絶対に失敗したくない!と考えるあまり、どの様に考えたらいいか途方に暮れてしまう人も少なくありません。

今回は、失敗しない間取りを考えるために知っておきたい4つのポイントをお伝えします。

間取りを検討していて迷った時、この4つのポイントを頭の片隅に入れておけば、きっと最善の答えが見つけられるはずです。

 

間取りの考え方!4つのポイント

 

頭に入れておきたい4つのポイントを解説します。

 

1.家族の要望をまとめる

新しい家で暮らす家族は、人数が多ければ多いほど意見がまとまりにくくなります。

それぞれが好き勝手なことを言うと、まとまりませんので、ひとりひとりの要望を書き出すことから始めましょう。

要望のほかにも、現在の住まいで不満に感じていることや、便利だと思うことも挙げてもらうと、暮らしやすい間取りづくりのヒントになります。

 

2.要望の優先順位を決める

間取り検討の段階では、夢が広がって、たくさん要望が出るかもしれません。

全ての要望を叶えられればいいですが、土地の制限や予算の制限で何かを諦めることになることも少なくありません。

その際に、どの要望を優先させるか、どの要望は諦められるか、優先順位を決めておきましょう。

また、諦める要望については、妥協案も考えておくとスムーズです。

 

例えば、次のような要望が出ているとします。

■ キッチンはアイランド型がいい

■ LDは20畳くらい広さがほしい

■ 祖母の寝室は1階で6畳程度

■ 洗面室はタイル張り

■ 玄関の広さは2畳以上。シューズインクローゼットもほしい

 

ここで、予算と広さが足りない事態になるとします。

すると、次のように妥協案を考えると、納得が行くかもしれません。

 

■ キッチンはアイランドがいい

→アイランドキッチンはハイグレードなので、I型キッチンを対面スタイルに配置し、作業台として使えるカウンターを設置

 

■ LDは20畳くらい広さがほしい

→家具の配置を検討したところ、20畳も必要なかったため16畳にして1坪分カット

 

■ 祖母の寝室は1階で6畳程度

→祖母は足腰が悪いため、優先度が高い

 

■ 洗面室はタイル張り

→タイルは高価なため、タイル調のCFシートで代用

 

■ 玄関の広さは2畳以上。シューズインクローゼットもほしい

→玄関が広く見えるよう框などの形状を工夫し、1.2畳に。シューズインクローゼットは設ける

 

家族の要望を出し合った上で、それぞれの譲れない部分、妥協できる部分を明確にしておきましょう。

決まった部分は、揉めたり忘れたりしないように、必ず書き出して共有することが大切です。

 

3.家具、家電の配置も考える

間取りの後悔で多いのは、「家具が思うように配置できない」「家電に対してコンセントが足りない」という事態です。

これは、間取りを検討する段階で、家具や家電の配置を検討しないことから起こる失敗です。

家具や家電の配置を間取り段階で考えるのは早すぎると思うかもしれませんが、必ずこの段階から検討しましょう。

次のことを明確にすると、失敗を防げます。

■ 現在使っている家具と家電で、新居でも使うものとその配置

■ 新しく購入する家具と家電、その配置

■ 充電式の掃除機などを充電する場所

 

模様替えが好きな人は、家具の配置パターンをいくつか考えて、それに応じたコンセントの位置も検討しましょう。

新居へ持ち込む家具・家電のリストは、できればサイズも明記して、設計者と共有することがおすすめです。

 

4.動線を確認しよう

動線とは、家の中の人の動きのことです。

家の中では、家族ごとに異なるさまざまな動線が描かれます。

家事を行うための「家事動線」

朝起きで出勤するまでの「出勤動線」

帰ってきてから寝るまでの「就寝動線」

家族を介護するための「介護動線」

などさまざまな動作に伴った動線があります。

ある程度間取りが固まったら、考えられる動線を書き表しましょう。

家族や、動作に応じて色分けをするとわかりやすいです。

動線は、曜日、時間帯によって異なります。

 

例えば、朝の時間は「家事動線」の洗濯・炊事と「出勤動線」がかち合う時間帯です。

この時間帯に使われる通路や、身支度で使われる場所の動線が混雑しないようにすると、暮らしやすい間取りに近づきます。

身支度に洗面脱衣室を使う場合、洗濯室を作って、洗面脱衣室が混みあわないようにしたり、洗面脱衣室を広めに作って、洗濯室と化粧台の位置を離すなどの案が考えられます。

ひとつひとつの動作は、短時間のことですが、毎日行うことなので、ストレスは確実に蓄積されます。

間取りで排除できることはできるかぎり排除して、暮らしやすい住まいづくりをしましょう。

時間によって集中しやすい場所等を考慮して計画しましょう!

 

 

間取りづくりのために知っておきたい4つのポイントをお伝えしました。

家で暮らす家族全員が心から満足できる家づくりというのは、とても難しいものですが、注文住宅なら実現することができます。

そのためには、今回お伝えしたポイントを丁寧に検討し、家族全員と設計者と共有することが大切です。

家づくりの機会には、時間が許す限り、家族で話し合える機会を作れるといいですね。

執筆者

satou_san_2

◆ 執筆者プロフィール ◆
佐藤結伽
2級建築士。
横浜市の総合建設会社にて、主に木造住宅の設計に携わる。
退職後、作図業務等を委託しながら2人娘の育児にも奮闘している。
最近、自邸の建設をし注文住宅を購入する事の素晴らしさと、大変さを身をもって経験した。

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