◆ママにもわかる住宅ローンのお話。住宅購入のタイミングと気になる金利編

 

 

家を購入しようと思うきっかけやタイミングは、人それぞれですね。

ある人は、賃貸で毎月の家賃を納めるのがもったいなく感じ始めたことがきっかけかもしれません。

あるご家庭では、子どもが成長して、現在の住まいが手狭に感じるようになったことかもしれません。

国の方針等の助成制度を活用したいと思って、持ち家を検討される方や、持ち家が昔からの夢で、目標金額が貯金できたことをきっかけに動き出す方も多いことと思います。

人それぞれ、様々な事情を抱えて生きていますから、きっかけやタイミングは違って当たり前ですね。

我が家の場合は、消費税8%のうちに住宅を購入しておきたいと思ったのがきっかけでした。前の家は月98,000円の賃貸で家賃ももったいなく感じていましたし、ちょうど2人目も妊娠した頃でしたね。

様々なきっかけがあった上で、住宅を購入することになるのですが、多くの方がはじめに考えることは住宅ローンについてではないでしょうか。

この記事では、住宅を購入するための予算計画において、今現在の住宅ローンの金利や住宅ローンの体系について、施主の立場になる方が理解しておきたいことを解説しています。

住宅ローンを組んだのは良いけれど、予算が足りない!なんてことや、夢のマイホームを購入したものの、住み始めてから生活が苦しくなって毎月赤字・・・なんてことにならないためにも、まずは予算計画についての知識を理解した上で住宅の購入を検討してみましょう。

 

住宅ローンを利用した場合、なぜ今が買い時と言われているの?

 

住宅の購入を考えた際に、多くの方が真っ先に考えるのがお金のことかもしれません。

キャッシュで家を買えるのであれば、それに越したことはないのですが・・・多くの方が住宅ローンを利用することになるでしょう。

今現在、住宅ローンの金利は過去最低水準を記録中です。

住宅ローンの金利は、現在 超低金利 なのです。

ですから、住宅を購入するにあたって住宅ローンを利用するのであれば

「年月をかけて家賃を払いながら頭金を溜めるよりも、今お金を借りて家を買ったほうがお得!」

という考え方になるのですね。

 

建設会社も宣伝文句に惑わされずじっくり決めましょう!

 

つい先日の話しですが、長期固定型の住宅ローンである「フラット35」の金利が、2年ぶりに上昇したというニュースも話題になっています。

現段階では、それ程影響はないと思われますが、確かにこのまま最低水準の金利が続けば、財政が悪化し、金利は上昇して行くことが予想されています。

ですから、住宅会社はこぞって「今が買い時!」と声を挙げているわけなのですね。

 

住宅ローンの金利はどうする?長期固定か変動か

 

住宅ローンには、長期固定金利で代表的なフラット35等の様々な商品がありますよね。

どの銀行で借りるか、金利を変動にするか、何年固定にするかによって実質的な支払い金額は大きく異なってきます。

フラット35等の長期固定金利ローンの魅力は、ローンを組んだ時点での金利がずっと変わらないことです。

今後の経済情勢に月々の支払いが左右されませんから、ライフプランも立てやすく、暮らしも安心ということがわかりますね。

しかし、その安心を得るためには変動金利や短期固定金利に比べて基準金利が高く設定されていることも特徴なのです。

今現在、過去最低水準の金利の恩恵を最大限に受けられるのは、当初固定金利のような短期的な固定金利のローンか、変動金利です。

長期固定ローンと比べて、金利変動に対する安心感はどうしても低くなってしまいますから、金利体系の選択はとても悩ましいですね。

金利が低いと、もちろん月々の支払いも安くなりますから、予算や家族間での検討を重ねた上でローンの体系は決めたいですね。

 

固定も変動もそれぞれ特徴があるので調査が必要です!

 

現在の長期固定金利は、低水準の金利を保っていますので、将来的な安心を得たい方は長期固定金利を検討した方が良いという意見もあります。

少しでも月々の支払いや予算に余裕があれば、長期固定金利が安心ですが、予算が足りない場合や、月々に余裕がない場合は多少の心配を抱えたとしても変動金利を選ぶこととなるでしょう。

また、金利情報の知識が豊富な方の場合は、低金利である変動金利を上手く利用して、借り換え等をしながら上手に返済をするという手段もあります。

うちも当初はフラット35を検討していましたが、変動金利プランの低金利に惹かれ、とりあえず変動金利でローンを組むことを選びました。

今後、もしも大きく金利が変動することがあったら借り換えをしながらやりくりをしたいと思っています。

もしも金利が大きく変わってしまったら・・・という心配はいつも頭の片隅にありますね。

多くの方がこの金利の体系で悩むことと思います。

住宅購入に掛けられる予算や、月々の生活で支払いできる金額を明確にした上でファイナンシャルプランナーや、銀行のローン相談会に足を運んでも良いですね。

家作りは、施主にとってどうしても心配や疲労が付きまとうものです。

この時点で納得の行く支払い計画を立て、住宅ローンを組むことができれば、今後の心配は多かれ少なかれ軽くなることでしょう。

 

各ご家庭にとって最良の形で住宅ローンが組めるように、慎重に検討をしたいですね。

執筆者

satou_san_2

◆ 執筆者プロフィール ◆
佐藤結伽
2級建築士。
横浜市の総合建設会社にて、主に木造住宅の設計に携わる。
退職後、作図業務等を委託しながら2人娘の育児にも奮闘している。
最近、自邸の建設をし注文住宅を購入する事の素晴らしさと、大変さを身をもって経験した。

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◆ママにもわかる住宅ローンのお話。施主になる人が最低限知っておきたいこと編

 

 

多くの方が住宅を購入する際に利用する住宅ローンですが、何度も利用したことがある方以外は手続きに不安を抱えてしまうものです。

少しでも不安を解消するために、まずはその手順から理解しておきたいですね。

住宅ローンは、家づくりや住宅を購入すると決めた際に、借りたい銀行へ相談に行くことから様々な手続きが始まります。

理想のマイホームは、予算があってこそ実現するものです。

その予算を確実に確保するために、住宅ローンを借りる際の一般的な手順と、施主が知っておきたいことを確認してみましょう。

 

住宅ローンはどの銀行で借りる?

 

住宅ローンを借りる銀行はお決まりですか?

住宅ローンを借りる第一歩は、銀行選びから始まることになることでしょう。

この銀行の選び方は、各家庭によって様々な選択肢が出てきますね。

家計のメインバンクにするか?

会社と提携している銀行にするか?

条件の良いネット銀行を利用するか・・・?

我が家の場合、給料の振り込み口座のある家計のメインバンクと、主人の会社と提携している銀行との2択で迷いました。

結局、主人の会社と提携している銀行の方が貸してくれる金額の上限が高く、金利も安かったのでそちらに決めたのですが、決定するまでは、集めたパンフレットやネットの情報を夜な夜な読み漁る日々でした。

いくつかの選択肢で迷った場合は、とりあえずその銀行に相談しに行くことがおすすめです。

長く付き合うことになる住宅ローンですから、充分納得の行く条件で借りたいですね。

借りたい銀行へ相談に行く手順は、ローン相談の窓口にアポイントを取ることから始まります。

電話窓口のある銀行の場合、「住宅ローンの相談がしたいのですが・・・」と言うと、だいたいの場合親切に対応してくれますよ。

実りある相談にするためにも、相談当日の持ち物等を必ず確認しておきましょう。

ローン部門のある銀行の場合は、希望の日に支店で担当者と面会して相談をすることになります。

ネット銀行の場合は、電話やネット経由でのやりとりとなるようです。

私もローン部門のある銀行を利用したので、支店の窓口へ相談に行くことになりました。

この際に主人の前年度の源泉徴収票のコピーと、その銀行の通帳を持参しました。

2才の子連れで行ったのですが、ローンセンターはキッズスペースがある場所も多いので、子連れでも安心して相談へ行けますよ。

 

 

相談の際には、最低限以下のことを確認しておきましょう。

・借りられる概算金額

・毎月の返済計画のシミュレーション

・金利

・ローン商品の内容(パンフレットがある場合はもらいましょう)

・つなぎ融資の有無(自己資金が少ない場合)

最低限この5つを把握しておけば、他の銀行と迷っても比較がしやすいですね。

この時に、審査を確実に通過するための注意点等を確認しておいても安心ですよ。

毎月の返済シミュレーションと、家計やライフプランとにらめっこをして、無理なく暮らせる上で理想の予算を確保できるローンを選びたいですね。

我が家の場合は、会社提携の銀行のため、収入より少し多めの水準で住宅ローンが組めました。住宅購入に充てる予算を優先したので、今現在少々家計は苦しい状態ですが・・・。

充分納得してローンを組んだので、決して後悔はしていません。

 

銀行が決まったら・・その後の流れを確認しましょう

 

晴れて住宅ローンを借りる銀行が決まった時点で、マイホームへかけられる予算が具体的に掴めるようになりますね。

この時点で、住宅会社が決まっていて、一緒に土地探しをする場合もありますが、多くの方が予算を知った上で土地探しと住宅会社決めを行うことになるでしょう。

我が家の場合は、家を建ててもらう住宅会社は決まっていたのですが、その会社さんには予算が明確になるまで「具体的な打合せや、契約は保留」という扱いにしてもらっていました。

そして、予算が明確になった時点でいよいよ土地探しを始めたのでした。

ですから、土地が決まってから住宅会社選びをしても遅いということはありません。

一般的には、土地を購入する場合に不動産会社のお世話になりますよね。

不動産会社は、予算とエリア、条件を知らせると、その予算に見合った土地を紹介してくれます。

その上で気に入った土地が見つかれば、住宅ローンの審査へと進むことになります。

ローン審査が通るまでドキドキの日々です。

だいたい1週間以内には返答をもらえます。

無事に審査が通ったところで土地分の契約となり、この際に住宅ローンの土地分が実行となるのです。

住宅分のローンの実行は、住宅が完成時に行われるのですが、それまでの間に着手金・中間金が必要で、自己資金でまかなえない場合はつなぎ融資を利用することになります。

つなぎ融資とは、簡単に言うとローン実行前に必要な金額を融資してもらう制度のことです。

自己資金が少ない場合は利用することになるでしょう。

我が家ももちろん利用しました。

住宅部分の総額は、住宅会社との打合せの内容で決まってくるのですが、ローンと自己資金の総額から、土地購入分を引いて、引越し費用や家具購入費、登記費用等の諸経費も考慮した上で住宅分の予算を組みたいですね。

 

 

全体の予算を把握しておきましょう!

 

それにしても、実際にその予算を明確にするのは難しいことだと思います。

私たちの場合、土地を購入した不動産屋で諸費用を含めた全体の予算の概算を提示してもらうことができましたので、とても助かりました。

例えば

・土地1,600万

・建物2,000万

・外構工事 50万

・地盤改良 50万

・登記費用 30万

・引越し費用 10万・・・等

とてもざっくりですが、この様な感じです。

この先どんな事にいくらかかるのか?

不明確な部分が多く、諸費用も侮れないのが注文住宅だと私は思いました。

まずは、予算が明確になった早い段階で、完成までにかかる概算見積金額を把握できると安心ですよ。

一度審査が通ってしまうと、なかなかローンの総額は増やせませんから、遅くとも気に入った土地を見つけた時点で把握しておきたいですね。

ご自身でまとめるのは難しいと思うので、不動産会社か住宅会社の担当者に相談してみましょう。

施主としての判断が仰がれる住宅ローンの銀行選びと、その後の流れと予算組みについて知っておきたいことを、ざっくりですがまとめて解説しました。

住宅購入の最初の一歩であり、今後の家作りと生活にも影響する重要な部分なので、納得のいくように充分理解して、手続きを進めたいですね。

執筆者

satou_san_2

◆ 執筆者プロフィール ◆
佐藤結伽
2級建築士。
横浜市の総合建設会社にて、主に木造住宅の設計に携わる。
退職後、作図業務等を委託しながら2人娘の育児にも奮闘している。
最近、自邸の建設をし注文住宅を購入する事の素晴らしさと、大変さを身をもって経験した。

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